油絵入門

油絵は、最初は難しく感じるかもしれませんが、実はとても簡単な作業です。始めるのに必要な材料はほんの少しで、上達するにつれてレパートリーを増やしていけばいいのです。 

 

始めるのに必要なものは?

キャンバスやパネルなどの表面材、筆、筆を拭くための雑巾、パレット、パレットナイフ、溶剤を入れるカップ、溶剤(低臭のサンソダーなど)、油絵具があれば大丈夫です。

油絵具とは?

油絵具には、伝統的な油絵具、アルキド油絵具、水を混ぜることのできる油絵具の3種類に分類することができます。これらはすべて、顔料とバインダーで構成されています。バインダーは、顔料を包み込んで保護する一方、隣り合った粒子同士をくっつける接着剤の役割も果たします。

 

ウィンザー&ニュートンにはどのようなシリーズがありますか?

現在、様々な用途に対応できるよう、4種類の油絵具をご用意しています。

アーチスト・オイルカラーは、伝統的な油絵具で、最も豊富な色の選択肢と高い顔料強度を持ち、最もきれいで鮮やかな色と最高の混色を保証しています。

 

ウィントン・オイルカラーシリーズも伝統的な油絵具ですが、信頼できる品質を身近な価格で提供できるように配合されています。油絵の基礎を学びたい初心者のアーティストや、広い面積をカバーする必要があるアーティスト、下絵の制作に最適な商品です。

 

グリフィン・アルキドカラーも顔料を油に混ぜたものですが、化学反応によって油を重合しその結果樹脂状となり、適切な溶剤と混合すると、従来の油の特性の多くを受け継ぎながらはるかに速い乾燥時間を持った油絵具になります。 

 

 

アルチザン・オイルカラーは、溶剤の代わりに水で洗浄できるオイルカラーシリーズで、従来のオイルカラーの特性をすべて備えています。アルチザンの色の深さ、耐光性、性能、乾燥時間により、アーティストはこのシリーズをすべてのオイルカラーテクニックに使用することができます。また、共有スペースで作業するアーティスト達や、化学物質に敏感な方にも適しています。

メディウムの使用

 

使用する油絵具が決まったら、通常アーティストが最初に手にするのは溶剤です。溶剤は、絵具を薄くして作業性を良くし、乾燥時間を延長させません。アルチザンは、水溶性油絵具に適した独自の溶剤とメディウムを用意していますが、 サンソダーは伝統的なオイルやアルキドに適しており、ターペンタインに似た性能を持ちながら臭いが少なく、溶剤の中で最も危険性が低いものです。大手美術学校でも推奨されており、スタジオで使用できる唯一の溶剤として扱われています。

 筆の選び方

アルチザンには特別なシリーズがありますが、他の筆との相性も抜群です。硬めの毛で質感を残したい場合はホグブラシが最適です。

 

キャンバスの選び方

キャンバスは、多くのアーティストに選ばれています。下地が張られたキャンバスは簡単に手に入りますが、 木製のパネルもおすすめです。パレット(木製または紙パレット)、混色用のパレットナイフがあれば、準備は完了です。